地上に保育所、その下にパフォーミングアーツ＆マルチメディアスタジオがあります。隈研吾建築都市設計事務所によるユニークな最先端の建築設計が施されています。
とがった屋根の先端には、構造の一部であるカーボンファイバーが露出しており、大地と空が細い糸でつながれた木造の建物となっています。ぽっかりとあいた斜めの敷地に、さらなる斜めをぶつけたシンボリックなデザインとなっています。
保育所の大きな開口部に面して人工芝の園庭が広がっています。大きくデザインされた開口部からは柔らかい光がこぼれます。
保育所の吊ライン照明は、屋根のカーボンファイバーと連続するデザインとなっています。
地下一階のスタジオへと続く階段は、高い天井に間接照明が設置され洗練された空間が演出されています。
象徴的な吹き抜けを建物内部から見上げると、斜めに切り取られた窓から光が降り注ぎます。
敷地条件に合わせて観覧席を階段状としたことで舞台の天井高さを確保しています。スタジオは、演者との距離感が近く一体感のうまれる空間となっています。
当社の地域貢献の一環として、国内外のアーティスト支援と地域コミュニティに新たな体験を提供することを目的としたこの施設は、実験的なパフォーマンス、展覧会、ワークショップ、アーティスト・イン・レジデンスプログラムを開催しています。
イベントの情報はこちら（外部リンク）
写真 堀越圭晋（SS）
